尿取りパッドに尿が吸収され、試験紙を十分に濡らせない。便が混ざり、採り直しになる。特別養護老人ホーム新とみでは、健康診断の採尿でこうした困りごとがありました。従来の方法では採尿できず、尿検査ができていなかった利用者の方もいたといいます。
今回、社会福祉法人シルヴァーウィングが運営する特別養護老人ホーム新とみで、採尿業務の負担軽減を目的に採尿サポートパッド「ゆらりす®」を導入していただきました。実際に使用した看護師Hさんと介護士Sさんに、これまでの困りごとや使い心地をうかがいました。
※回答は、2026年10月8日の聞き取りとアンケートの内容をもとに、読みやすく再構成しています。
これまでの採尿で困っていたこと
瀬川:ゆらりす®を使う前は、どのように尿検査をしていましたか。
Hさん(看護師):尿取りパッドに尿試験紙を直接押し当てて検査していました。ただ、尿がパッドに吸収されて試験紙を十分に濡らせなかったり、便が混ざったりして、やり直すことがありました。従来の方法では採尿できず、検査ができていなかった方もいました。
尿を液体で回収できることで進めやすくなった操作
瀬川:実際に使ってみて、いかがでしたか。
Hさん:今回、私が担当した中では、これまでの方法で採尿できていなかった方からも、最終的に尿を採取して検査できました。尿を液体の状態で回収し、試験紙を浸せるので、検査までの操作を進めやすかったです。
瀬川:作業にかかる時間については、どう感じましたか。
Hさん:私が担当する作業は、従来は1人あたり約10分かかっていましたが、ゆらりす®では半分程度になった印象です。
※時間については、Hさんご本人の振り返りです。実測による比較ではなく、施設全体の作業時間の短縮を示すものではありません。
普段のおむつ交換に合わせて装着
どのタイミングで、どのように装着しましたか。
Sさん(介護士):朝のおむつ交換のときに、尿取りパッドの上にゆらりす®を設置しました。いつもの交換時に1枚加える方法なので、設置の手間はそれほど大きくありませんでした。
装着のために別の機会を設けず、普段のおむつ交換の流れに組み込めたことも、今回の現場で使いやすかったポイントだったといいます。

次の健診でも使いたいという声
看護師:来年の健康診断でも使いたいと思いますか。
Hさん・Sさん:次の健診では、おむつからの採尿が必要な方全員に使いたいです。
尿を液体で回収して検査までの操作を進めやすいこと、普段のおむつ交換に合わせて装着できること。今回の使用後には、お二人から次回も使いたいという意向をうかがうことができました。
排泄状況に合わせた対応も必要
今回、最終的に採尿できた方も、一度は便が混入して採り直しが必要になりました。ゆらりす®を使用すれば必ず一度で採尿できるわけではなく、排便が頻繁な方では確認する間隔を短くするなど、利用される方の排泄状況に合わせた対応が必要です。
本記事は、看護師1名・介護士1名への聞き取りとアンケートに基づく使用事例です。使いやすさは職員の所感であり、採尿成功率、検査精度、皮膚への安全性を検証した結果ではありません。
施設導入や試用のご相談
尿をうまく回収できない、採り直しが続く、普段のケアに組み込める方法を探している。採尿業務でお困りの際は、現在の運用に合わせた導入・試用についてご相談ください。健診センターなど、複数施設の採尿に関わるご担当者からのご相談もお待ちしています。
特別養護老人ホーム新とみについて
新とみは、社会福祉法人シルヴァーウィングが運営する東京都中央区新富の特別養護老人ホームです。介護・リハビリロボットの導入にも積極的に取り組んでいます。施設の概要は新とみ公式サイトをご覧ください。


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