介護医療院で採尿サポートパッドゆらりす®︎を試用。装着から尿の回収までの感想を伺いました
おむつを使用している方の採尿は、施設ごとに様々な工夫がなされています。例えば、紙コップやドライタオルなど、身近な資材を使っておむつの中で尿を受ける方法が用いられています。
このたび、富士山麓病院介護医療院の皆様に、採尿サポートパッドゆらりす®︎の使用性評価にご協力いただきました。今回は、株式会社ゆらりすの広報担当・瀬川が、装着から尿の回収まで担当した介護スタッフのKさんに、普段行っている紙コップ法との手順の違いや、実際に使用して感じた点を伺いました。
なお、本記事は、試用を担当したKさん個人の所感を紹介するものです。富士山麓病院介護医療院として、ゆらりす®︎の導入や使用を推奨するものではありません。
紙コップ法と、ゆらりす®︎の装着方法を比較

瀬川
通常、おむつを使用している方からどのように採尿していますか。
Kさん
紙コップにゴム手袋をかぶせ、おむつの中で尿を受けられる位置に合わせて、排尿を待つという方法で行っています。体動によって紙コップの位置がずれて尿がこぼれてしまうこともあるため、その都度確認しながら対応しています。
瀬川
位置を確認して、その都度付け直すとなると、ご利用者さんにもスタッフさんにも負担になりますね。ゆらりす®︎では、装着の手間はどうでしたか。
Kさん
おむつに貼るだけなので、装着が簡単でした。最初は貼る位置に少し迷いましたが、2回目にはうまくできました。今回の試用では体動による取りこぼしもなく、普段のおむつ交換に近い流れで装着できる点が、紙コップ法との違いでした。
瀬川
2回目にはうまく装着できたのですね。貼る位置は、初めてでもより分かりやすくなるよう改善していきたいと思います。
編集部補足
ゆらりす®︎は、おむつの中央に貼り、採尿コアが排尿位置に当たるように装着します。初回は位置を確認しながら貼ることで、次回以降の装着がしやすくなります。

コップだと外してしまう方に特に使える可能性を感じた
瀬川
利用者さんの様子には、何か違いがありましたか。
Kさん
紙コップ法では、違和感があるのか、取り外してしまう方もいます。一方、今回ゆらりす®︎を使った方は、特に気にする様子はありませんでした。
瀬川
気にする様子がなかったと伺えて、ほっとしました。皮膚の状態はいかがでしたか。
Kさん
今回ゆらりす®︎を使用した範囲では、赤みやかぶれは見られませんでした。
瀬川
安心しました!
編集部補足
今回の試用では、紙コップ法とゆらりす®︎で、装着方法だけでなく、利用者さんの反応にも違いがありました。ゆらりす®︎は、おむつの中で肌に触れることを前提に、装着時の違和感をできるだけ抑えることも意識して設計しています。今回、着用した方に特に気にする様子が見られなかったことも、製品改善を考えるうえで大切なフィードバックとなりました。Kさんはこの経験から、紙コップなどの装着物を外してしまう方の採尿にも使える可能性を感じたと話します。
初回は絞り方に迷っても、4名全員の尿を回収できた
瀬川
では、尿の回収について伺います。
排尿後、ゆらりす®︎本体から採尿コア(脱脂綿)を取り出し、尿を回収する手順はスムーズでしたか。
Kさん
最初は、尿を含んだ綿を絞るのが少し難しかったです。綿を袋の下側に寄せて、しっかり絞る必要がありました。一度やり方が分かると、その後は問題なく回収できました。
瀬川
ありがとうございます。Kさんの方法も、今後の改善の参考にします。
試用結果
今回の試用ではゆらりす®︎を4名に使用し、最終的に全員から検査に必要な量の尿を確保できました。1名は装着位置が上にずれて初回の回収がうまくいかなかったものの、位置を直して再度装着すると採尿できました。
軟便が一部重なったケースでも、尿を吸った採尿コアには便が染みず、検査に使うことができました。ただし、便の状態や付着位置によって判断は変わります。実際の使用時は、施設の基準に従って検体の状態を確認する必要があります。
「絶対に使いたい」と感じた
瀬川
最後の質問となりますが、今回のご感想を踏まえて、今後もゆらりす®︎を使いたいと思いますか。
Kさん
絶対に使いたいです。特に体動の激しい方や、違和感によって紙コップを外してしまう方に使用したいと、今回の試用を通じて強く感じました。
おむつを使っている方には、全員に使えたらと思うほどです(笑)。
瀬川
前向きなお言葉をいただき、ありがとうございます。
期待に応えられるよう、いただいたフィードバックを糧にして、より現場で使いやすいデザインを追求してまいります。
おわりに
富士山麓病院介護医療院の皆様、ゆらりす®︎の使用性評価にご協力いただき、誠にありがとうございました。
私たちにとって、介護医療院での使用性評価は今回が初めてでした。その最初のヒアリングでお話を伺ったのがKさんです。
今回の試用では、装着のしやすさや、利用者さんが気にする様子がなかったことなど、私たちが大切にしてきた点をKさんから評価していただけたことは、とても嬉しい出来事でした。
Kさんからは、紙コップ法との手順の違いや、尿を回収する際に迷った点も率直に教えていただきました。採尿コアは、人によって絞りやすい方法が異なることも見えてきています。いただいた声を、これからの製品づくりや使い方のご案内に活かしていきます。
Kさんを含むスタッフ3名の5段階アンケートと、装着から尿の回収までにかかった時間の変化は、以下の記事にまとめています。
介護医療院の採尿業務でゆらりす®を使う|単施設・スタッフ3名の予備的な使用性評価


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